●●意地悪な彼氏●●● 〜後編
「お邪魔します」
「はい、どう、ぞー!」
ミーティング後、三橋の部屋に招かれた…その理由は、ただひとつ。
この間の、三橋の『願い』を聞き入れる為。
「……ょっと」
「? あ、あべく…!」
Tシャツをガバっと脱げば、三橋が赤くなって目線を外す。
俺の裸なんて、いつも至近距離で見てるくせにな。
「早速、シようぜ」
「! あべく、本当に、いいの…?」
「ああ、今日は三橋がリードしてくれ」
「お、おれ、頑張る!」
トランクス一丁になった俺は、ベッドにごろんと寝っ転がる。
緊張のせいか、三橋はまだもたもたと服を脱いでいた。
はは、何か俺も緊張するわ。
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