「最後にな、相手の口にくっつけてしまった方が負けなんや。で、負けたら罰ゲームが待ってんねん」
「で? その罰って何だよ」

「カップル限定のゲームやで? それはもうヤラしいことに決まってるやんか」
「な!!」

ま、まじかよ!?
ど、どどどどうしよう…。

ヤラしいって、どこからどこまでの範囲!?
場合によっては、その…心の準備が…!

「な、何する気だよ…?」
「何や、負けてくれるんか?v」

「だ、誰が負けるかよ!!」
「ほな、やるでー。ポッキー、ポッキー♪」

…あ、しまった。
べ、別に挑発に乗ったわけじゃねーぞ!
負ける気がしなかったからだ!

「ほら、かのーも咥えてや」
「…はぁ。はいはい」

織田がチョコの方で、俺が持つ方を咥える。
ゲッ、意外と近い…!

「じゃ、俺からいくでー」

ポキッと音がして、一気に半分ぐらいまで食われた。
ただでさえ近いのに、また一気に近くなる。

 


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