「…何だよ、織田。何で知ってんだよ?」
「何でって、メジャーやんか。思いっきり。CMとかもあったやろ」

「え? そ、そうだったっけ…?」
「…かのー、もしかして、俺が昔誰かとやったんちゃうんか、って思ったん?」

ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべてうりうりしてくる。

あーもう、ムカつく!!!
何でこいつには全部バレちまうんだ…!

「ち、ちっげーよバカ!」
「ちゃうわけちゃうわ! もー、可愛らしーなーv」

「う、うるせーよ! だからルール言えっての!」
「はいはいv あんな、反対側からお互いにこう食べてくねん」

「はぁ…それで?」
「いずれ口がくっ付いてまうやろ?」

「そ、そうだな…」
「そこでゲーム終わりやねん」

「勝ち負けねーのかよ!」

今度は俺がツッコミを入れる。
それにハハハと笑いながら、「あるって。それに罰ゲームも」とニヤニヤしやがる。

こいつ、
絶対何かよからぬ事を考えてるな…。

 


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