ピンクの頬やおでこ、唇にキスすると、キャッキャと栄口が嬉しそうに笑ってる。
その無邪気さとは裏腹な俺の下心に、全然気づいてなさそうだ。

そのことに調子こいて、たまにしかしないベロチューも思いっきりやってみた。
ちょっと驚いたみたいだったけど、でも甘えるように舌が動いたし、受け入れられたってことにしておこう!

喉の奥で押し殺したようなくぐもった声に、ますます興奮しちゃって。栄口の服の裾を、キスしながら少しずつたくし上げてみた。

ここで抵抗しないと危ないよーって、心の中で思いながら。

キスのせいで気づいてないのか、それとも知りながら無抵抗なのか。あっという間にあごの下までめくり上げてしまった。

はだけたその上半身、いつも見てるはずなのに、シチュエーションが違うだけでこんなにもドキドキするなんて…!

「みずたにー、さむいよーぅ…」

「あ、ごめんね、今くっつくから…」

「エヘヘ、ぎゅーv」

ぎゅって抱きしめれば、それに応えて抱きしめ返してくれる。

顔ニヤけちゃうよ、本当に…!


 


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