***





ほろ酔い気分の栄口からのチュウ攻撃に、少しの理性がそれに戸惑うけど、でもやっぱり。
俺だって、男の子だから…!

「ごめんね、栄口…」
「んー…?」

「ちょっとだけ、ちょっとだけだから…」
「みじゅたに〜…?」

俺の首に抱きついてくるその両手を外して、そのままそっとソファに体を押し付けた。
そんで、寝っ転がるような形になった栄口の体の上に乗っかる。

アルコールのせいか、顔だけじゃなくて首や胸元までピンク色に染まった肌を見て…ますます頭に血が上る。

「みずたにーぃ、ちゅーはー?」

ケラケラと笑いながらそんなこと言ってるし…!
俺の気持ちも知らないで、もう!

「うん、今するから…」

そう微笑みながら言うと、栄口が「んー」って目をつむって催促してくる。

あああもう、可愛いっつーの!!



 


[*prev] [next#]

6/15


目次SRTOP




「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -