俺のシタゴコロ全開には気づく風でもなく、叶はベッドサイドにちょこんと座ってる。
ああ、叶が座ってるだけで悶えてしまう俺は病気やわ…。

「かのー、今日もゲームしよかー?」
「ん。…あ、忘れた」

「へ? なんや、珍しいなー」
「ああ…」

そう言いながら俺も叶の横に座る。いつもやったら、膝の上に抱っこすんねんけど…。

「かのー?」
「…あ、えっ?」

「どないしたん? 具合でも悪いんか?」
「………」

俺の問いかけには答えず、なぜか赤くなった叶。え、何で?と思ったんも束の間、叶が俺の右腕にひっついてくる。

「か、かのー…?」

甘えてくるなんて、滅多にないこと。
一気に硬直してしまう俺をよそに、叶はひっついたまま上目遣いで見つめてくる。…瞳が潤んでるんは、気のせいやろか?

「ど、どないし…うわっ!」

腕を強く引っ張られ、そのままベッドに押し倒された。そんで上に乗っかられる。

「かの…っ…!?」

驚いてる隙に、キス、された…?


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