「あべく…?」
「仲良しだと、写真撮るんだな?」

「え、う、うん…。撮るって いうか、もらえるって いうか…」
「ふーん?」

そう言うと、あべ君が「それ、セーブしろよ」って言ってきた。ゲームやりすぎちゃったかな、と、言う通りにする。

「なぁ、三橋」
「はい…?」

電源の切れたDSを、テーブルに放っておくと、あべ君が更にぎゅううってしてきた。その熱い抱擁に、胸も熱くなってきちゃう。

「あの…?」

「動物より、俺ともっと仲良くしようぜ…」

「……んっ」

顔だけ横にされて、深いキス…されちゃった。


阿部くん、動物にヤキモチ妬いたのかな…?


分かんないけど、

おれも仲良くなりたかったから、
受け入れるようにして、


おれもあべ君の手を握り返した。





***


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