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練習終わってー、解散の時間!
みんながゾロゾロと帰ってく中、俺も一緒に帰るんだー。
っても、超近いから話とか途中で別れるんだけどなー。

でも、花井は部誌書かないとダメだから、一人で残ってるんだ。
毎日毎日、部誌書いてー、戸締りもしてー。

花井は苦じゃないって言ってたけど、俺だったら絶対苦だなー…。

急いで風呂入って、体中の汚れをサッパリ流して、そんですぐに部室までダッシュ!
花井が帰らない内に、もっかい会いに行くんだ!

濡れた髪をそのままにして走ってると、部室にまだ灯りが点いてるのが見えた。
よっし、まだ帰ってないみたいだな!^^

「花井ー!」
「…よう」

まだ書いてたみたいで、シャーペン持って座ってた。 俺がバタンって勢いよくドアを開けても、別に驚いてなかった。
これも日課ってヤツだからな!☆

「少しくらい拭いてきたらどうだ?」
「いーの!」

いそいそと花井の足に、向かい合って座る。向かい合うっても、身長差があるから、花井の視界はいつも通りらしい。

濡れた髪をいじりながら、花井がクスって笑った。


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