「動いても、ええ…?」
「ん、いーよ…」

また腕に力を込めて、でも下半身は力を抜こうと深呼吸を繰り返す。そして、織田が打ち付けるようにして動き出してきた。クラっとするぐらい、体に衝撃と快感が突き抜けていく。

ゆっくりだったのは最初だけで、後はぶつかる音がするぐらい激しくされる。

俺は声を出さないようにするのが精一杯で、動くのは全部織田に任せきっていた。


「……くっ、っ、っ、」
「…ぁ、ん、…っ!」


このまま、どうにかなっちゃうんじゃないか。

涙をぽろぽろと溢れさせながら織田を見れば、同じように感じてるのか、顔を紅潮させながら眉根を寄せている。

そんな顔をさせてるのがまた嬉しくて、擦り寄って甘えた。
織田もそれに応えてくれて、何度も好きだと囁いてくれる。

「……っは、修吾…!」
「んぁ、……っ、ん!」

俺も名前呼びたいけど、口を開ければ言葉より先に吐息が洩れてしまって、思うようにいかない。
そう思ってる内にどんどん快感は高まってしまい、限界が近づいてくる。

織田のお腹のとこでもみくちゃにされてるソレが、切なげに震えてるのが見えた。

「…イこ、か?」

小声で問われ、こくこくと首を縦に振って伝える。
クスっと笑った織田が見えた所で、一層強くなる腰の動き。


まるで振り子のように俺の体が揺さぶられ、目の前が真っ白になった時。



俺は織田のお腹に、
織田は俺のナカで。


お互いへの熱を吐き出した


***


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