「大丈夫か?」
「アカン、アカンで、これはアカンわ……」

「織田、もう出たって…」
「うおっ! な、なんや…。ふぅ〜、大したことなかったなぁ!」

「……次、行くか」
「あれ? どないしたん?


織田の弱点が分かったところで、次はドリームランドのキャラが演劇をするステージを見に行った。
俺は特に猫のキャラが好きで、猫が動くたびにバシャバシャと写真を撮りまくった。

その後もコースターやらトロッコに乗り、アトラクションを着実に乗りこなすことに成功する。


そして、残りはあと一つ。


「ここでシメだな!」
「ん〜? でっかいなぁ〜!?」

シメに選んだのは、一周するのに30分かかるデカさの観覧車。
遊園地内はもちろんのこと、街の景色や奥にある山々も一望できる。

「ほら、行くぞ!」
「はいはい」

織田の手を引きながら乗り込む。
そこは結構広くて、なぜか窓にブラインドが付いていた。

閉めたら景色見えなくなるのに、何でだ?

俺の疑問と同じことを考えていた織田は、座りながらブラインドを開け閉めしていた。


[*prev] [next#]

3/12


目次SRTOP




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -