・ ・ ・ ・ ・


最高の風を感じた後、次の目標は船!
遊園地を丸々一周できるように川が流れていて、そこを幽霊船で旅をするってワケだ。

ジャングルのような所もあって、サメとかサルとか、いろんな動物が水かけてくるらしい…!

望むところだ!
どんどんかけてくれ!!

「織田、船酔いとかするか?」
「いや、全然。ていうか自分、何してるん?」

「え、カッパ着てるだけだけど…。
だから何で!? 船の水飛沫予防か?」

「えっ! お前知らないの!?」
「えっ、何を!?」

こいつ、水かけてくるの知らないのか…。他の客も傘用意したりしてんのに、フフフ…。
そのままずぶ濡れになっちまえばいい!

「よっし、しゅっぱーつ!☆」
「無視かい!」

ちゃぷちゃぷと進む中、洞窟みたいなトンネルを通った。
水の底には輝く宝箱があり、取ろうとするとサメが大きな唸り声を上げて水をかけてきた。

かけるっていうか、もう天井からザアザア降ってくるぐらいの勢いで。

それに俺も他の乗員も絶叫を上げ、織田はあまりの降水量に無言になっていた。(…)


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