・ ・ ・ ・ ・
最高の風を感じた後、次の目標は船!
遊園地を丸々一周できるように川が流れていて、そこを幽霊船で旅をするってワケだ。
ジャングルのような所もあって、サメとかサルとか、いろんな動物が水かけてくるらしい…!
望むところだ!
どんどんかけてくれ!!
「織田、船酔いとかするか?」
「いや、全然。ていうか自分、何してるん?」
「え、カッパ着てるだけだけど…。」
「だから何で!? 船の水飛沫予防か?」
「えっ! お前知らないの!?」
「えっ、何を!?」
こいつ、水かけてくるの知らないのか…。他の客も傘用意したりしてんのに、フフフ…。
そのままずぶ濡れになっちまえばいい!
「よっし、しゅっぱーつ!☆」
「無視かい!」
ちゃぷちゃぷと進む中、洞窟みたいなトンネルを通った。
水の底には輝く宝箱があり、取ろうとするとサメが大きな唸り声を上げて水をかけてきた。
かけるっていうか、もう天井からザアザア降ってくるぐらいの勢いで。
それに俺も他の乗員も絶叫を上げ、織田はあまりの降水量に無言になっていた。(…)
[*prev] [next#]
4/11
【目次・SR・TOP】