ナレーション(西広)
「ああ、なんということでしょう。白雪姫は美しさのせいで、魔女に殺されてしまいました。小人たちはガラスの棺に姫を入れ、毎日泣いて過ごしておりました。いつか目を開けてくれるはずだと、祈りを捧げながら…」



◆棺の前◆

浜田『王子、久々の散歩はいかがですか?』

水谷『うむ、とても清清しいぞ。やはり森の空気はいいな…(爽やかな微笑み


★観客〜
「だ、誰、あの王子!?」

「超似合ってるし!」

「あのスーツの人も!」

「かっこいー!
〜〜

★Stage right side〜
百枝「やっぱり、水谷君の天職は王子ね!^^ノ」

篠岡「これは、お金儲けの予感…!(カメラ装備)(こら!)

〜〜


水谷『ん? 何だ、あの人だかりは…』

浜田『何でしょうか、行ってみましょう。…そこの君たち。何を悲しんでいる?』

花井『あ、王子様!』

田島『姫が〜、死んじゃったんです〜』

栄口『目を覚まさないんです〜』

梅原『悪い魔女に殺されてしまったんです〜』

水谷『姫? おお、なんと美しい…!』

梶山『王子様、姫を助けてあげて下さい!』

泉 『世話してやったのに、勝手に死ぬなんて許さないぞ…!』

沖 『うわ〜ん、姫ぇ〜!』


★Stage right side〜

百枝「うんうん、いいわ!」

篠岡「ついにラストシーンですね!」

〜〜

水谷『死んでいるのか、本当に…?』

浜田『こんなに美しい姫は、見た事がない…!』

水谷『棺を開けてもいいかい?』

花井『はい、どうぞ…(ガチャ:開)

水谷『おお、ますます美しい! 雪のような白い肌、薔薇のような真っ赤な唇、絹糸のような黒い髪…!』

三橋「……zzZZ」

水谷『生きている時に会いたかっ…、…あれ?」

三橋「……zzZZ」

泉 「何だよ、早くしろ!」

水谷「ちょっと、三橋が本気で寝てるよ…!?」

花井「何だって…?」


三橋「……zzZZ」

田島 「昨日、寝れなかったって言ってたからな…」

水谷「どうしよう!?」

花井「いいから、続けろ! キスすれば起きるかもしんねぇし…」

水谷「わ、分かった…!」


★Stage right side〜
百枝「様子がおかしいわね…」

篠岡「…寝息が聞こえる気がするんですけど…」
(マイクだからね…)
〜〜


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