どんだけ軽いんだよお前の口は。
驚く浜田を置いてけぼりにしながら、すべての望みが絶たれたのにショックを受ける。
どうしようかと歩いてると、次が移動なのか巣山と栄口に会った。
「よっ」
「………」
「な、何だよ?」
「そんなに見つめられても困るんだけど?」
じーっと眺めれば、二人が居心地悪そうに肩をすくめた。
部員の中では、こいつらは良心だからな。
口も軽くなさそうだし…こいつらでもいいか?
「どっちにしようかなぁ〜…?」
「怖! 怖いよ阿部!」
「何されるんだ!? 栄口、お前に任せた!」
「ちょ、ちょっと巣山!」
「つ〜かま〜えた〜…(仝ω仝)」
「怖ぁぁあああ!!!」
栄口の絶叫は聞こえないことにして、さっさと拉致することにした。
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