***
昼休み。
いつもの4人で、ご飯食べてると、あべ君が来た。
いつ見ても、かっこいい、な…v
「三橋、阿部きたぞ」
「よう。ちゃんと残さず食べてるか?」
「う、うん! 食べてる、よ!」
「よしよし。浜田、ちょっといいか?」
「へ? 俺?」
「三橋じゃねーのー?」
「ああ、ちょっとな。三橋、またな」
「? うん」
浜ちゃんをズルズルと引きずりながら、いなくなっちゃった。
何かあったのかな、あべ君…?
* * *
「何だよー、泉とのささやかな時間取るなよなー」
「いつも同じ教室にいれるんだから、それぐらい我慢できるだろ」
しれっと言えば、ううう〜と唸ってる。
悪いけど、浜田には言い合いで負ける気がしねぇ。
…って、今そういう場合じゃなかった。
「実は、ちょっと相談があって…」
「相談? 俺に?」
「そう。まだ誰にも言ってないんだ」
「ええっ!? な、何だよ。緊張すんな…」
「ところで、浜田」
「なに?」
「口は軽いか?」
「炭酸ガスより軽いけど?」
「そうか。 もう帰れ。用無しだ」
「えええええー!?」
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