「いいか…?」
「ん…、うん…」

いろいろと準備OKにされて、いざ…って時には、俺の体はもうデロデロ状態。
脱力しきってるっていうか、力が入らないっていうか…頭はぽわぽわしてるし、涙は滲むし、期待であちこち疼いてしまう。

そんな中、俺が早く…と目で訴えると、梶がいつも通りに侵入してきた。
梶はいくら切羽詰ってても、乱暴にしたり自己満足な抱き方はしてこない。
いつも俺を優先してくれて、体をいたわってるのがちゃんと伝わってくる。

「梅…?」
「ん…」

大丈夫か?って意味で名前を呼ばれて、頷いて肩を引き寄せる。
その流れのままキスして、俺の体が慣れるまで舌を絡めまくって。
この一連の流れは、最初にシた時からずっと変わらないんだよな。

「なに、笑ってんの…?」
「…ふ、梶君は、優しいなって、思っただけ…」

「何でこのタイミングで…?」
「分かんねー…v」

いろいろ思い出してクスクスと笑ってると、梶もどこかニヤつきながらまた唇を塞いできた。
あー、気持ち良すぎる。このままいつまでも離れたくないって思う。
口に出しては言えないけど、きっと梶くんは分かっちゃってるんだろうな。

もう動いていいって合図で、梶の左肩をぽんぽんと叩く。
すると、舌は絡めたままゆっくりと動いてきた。


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