「しつこい了解も得た事だし、頑張ろうかなー」
「了解してないんですけど」

ニヤニヤと楽しそうに胸を撫でながら、思い出したように時折乳首を刺激してくる。
俺的にソコが1番感度が強いっていうか…ワケわかんなくなるからあんまり弄ってほしくないんだけど、今日の梶は止められないかもしんないな…

「本当は120%弄りたいけど、98%ぐらいにしとくよ」
「ほぼ100%じゃねーか。しつこ過ぎたら殴るからな」

「はいはい、分かりましたよ」
「つーか、それより先にキスしろ」

ニヤけ続ける梶の首に腕を回して、体を引き寄せる。
それに少し嬉しそうな表情をしながら、期待した以上のデロ甘いキスをされた。

気が付けば、さっきまでふざけていた雰囲気は無くなり、お互いに本気のキスをしまくった。
キスだけで充分イケるな…なんて頭の片隅で思ってると、梶はそれだけじゃ足りないようで、俺の体をあちこち刺激してくる。

今まで何度抱かれたか知らないけど、指の動きが的確過ぎて恨めしい。
そして、それにいちいち喜んでしまう、自分のカラダも。

「ヨさそうだな、梅…」
「…ん、…ぅん、…」

「よしよし、素直になってきたな…」
「ふ…ぅん、…」

コイツ以外を知らないから何とも言えないけど、結構優しいと思う。
俺が本気でヤな事はしないし、求めれば求めた以上の事をしてくれるし、かと言って無茶な事はしないし。

素顔の梶に若干見惚れつつ、梶の長い指の動きに翻弄されてると、じんわりと流れた涙にキスされた。
キザな事しやがって…と思う反面、ドキドキしてる自分にもアホかと言いたい。

コイツなんかにドキドキしなくてもいいんだよ!


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