「それを言うなら、ばかメガネの方が語呂がいいぞ」
「バカは認めるんだな」
「梅バカという事で」
「何が、という事で、だ。はーあ、急に微笑むんじゃねーよ。心臓に悪ぃ…」
「え、いつも微笑んでるつもりだけど」
「いや、ンな事はない。わりと真顔だぞ」
「そーか? 微笑んだぐらいで、心臓に響くぐらい驚かれるとは思わなんだ」
「…驚いたんじゃねーよ、ばーか」
「え?」
「つーかさ、ちょっと提案があるんだけど」
「はい、仰せのままに」
「何だそれv …今日、このまま泊まってけよ」
「え、いいの?」
「おーv 何か、このまま帰したくない」
「! …もれなくケダモノになるオプションが付いてきますが、それでもよろしいので?」
「ははは! ええ、オプション付きでお願いします」
「よっしゃ。今日はどんな風に攻めようかなー」
「いいから、早くメガネ外せっつーのv」
「何だよ、その誘い方。すげー可愛いじゃん」
「は? アホか! …あ、言い忘れてた」
「なに?」
「おれも、愛してるよ」
「……おー」
「ははは! 梶山君、メガネまで真っ赤っかですよ?」
「そんなバカな!」
「あっはははv」
**END**
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