「それじゃ、田島の言う通りにすっか! 泉も、それでいいだろ?」
「お、おー… お前らがそれでいいなら、いいけど…」

「おれ、落ちない!」
「ははは! 落ちたらおれが潰されっからなー!」

…ふぅ、やっと決まったな。
寝袋を広げたり、歯磨きをしたりトイレ行ったりと各々が寝る準備をする。

泉はまだ寝る場所について不満があるみたいだけど、仕方ないっちゃ仕方ないよな。
花井と阿部に嫉妬されるなんて言われたら、もう選択肢ないし…
…客用の布団一式、買った方がいいかな?

「…浜田、何ボーッとしてんだ。寝るぞ」
「え? あぁ、了解了解ー」

ワクワク顔の田島はすっかり寝袋に収まり、三橋もタオルを枕型に畳み、ぽふぽふと形状を確かめてる。
納得いったのか、ソファーにころんと横になった。

「そんじゃ、電気消すぞー」

パチッと電気を消した後、田島を踏まないように泉が待つベッドへ向かう。
部屋中 真っ暗だし、いつものような寝方でいいよな、と泉を引き寄せて横になった。

「なーなー、なにか話す? 下ネタとか!」
「話さねーよ。さっさと寝ろ、ミノ虫」

誰がミノ虫だ!なんて反論してたけど、真っ先に寝たのは田島だった。
つーか、寝つき良すぎるだろ…2〜3分で寝ちゃったし。

寝るの早いなー、と3人で笑ったのも束の間、三橋もあっという間だった。
くーくーと2人分の寝息を聞きながら、泉がこそこそと「早すぎだろ…」とツッコミを入れた。

まぁ、お喋りなんていつでも出来るしな!
俺たちも寝るか、と泉の頭を撫で、こっそりおやすみのキスをする。

明日は朝練ないらしいし、ゆっくり朝ご飯食べさせてやれるなぁ。
4人分だし、俺だけちょっと早く起きるかな…


ふわぁぁ…


・ ・ ・


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