…ん?
そうだ。梶は面倒くさがりなんだった。
だったら、面倒くさいと思わせるような事をして、イジワルしてやろう!

「思いついた。今すぐに出来そうだけど、出来無さそうなヤツ」
『はい、何でしょうか?』

「今すぐ、俺に会いに来て」
『おう、了解』

えっ!? 即答!?」
『玄関前に居ろよ。そんじゃ、後で』

「ちょっ、ちょっと!」

俺の問いかけに返事は無く、画面には『通話終了』の文字が表示されていた。
勝手に切られた…ていうか、マジでアイツ来んの?

もう夜だし、こんな時間に来いだなんて、普通は面倒くさいと思うだろうに。
何で躊躇ねーんだよ…俺がイジワルで言ったって、分かってねーのかな。

とは言え、梶の謎の行動力には、少し嬉しいと思ってしまう。
今頃チャリンコに乗って、ココに向かってるんだろうか。

外にいろって言われたし、今の内に出ておくか。
一応、携帯だけ持ってこう。


早く来ないかな。



・ ・ ・


[*prev] [next#]

4/8


目次SRTOP




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -