・ ・ ・


コトが終わって、部屋に戻った今。
宮川が来ると思う時間の10分前に、何とか終わらせる事が出来た。

危なかった…と俺が安心していると、織田は至極満足したような表情でデレデレしてる。
たれ目なのが ますますたれ目になってるぞ!

「叶、そろそろベッド戻りv」
「やだー…」

部屋は暗くしてあるし、後は宮川を待つだけ。
なのに、織田から離れられなくて、さっきからごろごろと甘えてしまってる。

だって、さっきまであんなにくっついてたのにさ!
もうちょっと温もりを感じたいというか…もっとキスしてほしいというか!

「俺は寝たフリするから、そろそろ離れんと…」
「宮川が来てから、寝たフリすればいいだろー…」

「もー、甘えん坊さんやなぁ〜v」
「うるせー…」

自分で分かってんだよ、ンな事は!
ハッキリ言うな!

「足りんかったやろ? 明日もシよーなv」
「…ったりめーだ」

口では文句を言いながら、体は全力で甘えてるこの状況…他人が見たらきっと笑うんだろうな。
そうは思うけど、織田の抱っこが心地よすぎるのが悪いんだ!

「宮川が来るまで、ちゅーしろ。命令だ」
「はいはい〜v」

「乳首にもだぞ」
「はいはい〜v」

「頭撫でて、いっぱい好きって言え」
「はいはい〜v」

「本当に分かってんのか?」
「分かってるでーv 叶様〜v」

宮川が来るまで、あと10分。
それまで愛撫し続けろよ!

叶様の命令だ!v





**END**


[*prev] [next#]

6/7


目次SRTOP




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -