・ ・ ・


…ねっとりコースって何だよ。
織田に激しく突かれて、声が漏れるのを必死に我慢しながら、頭の中で呟いた。

てっきり、1回の内容を濃くしたような…ゆっくりとする感じなのかなって思ったのに、全然そんな事はなかった。

織田が机に座って、俺が織田の腰に足を回して跨ってる体勢…対面座位っぽいような感じの今。
思う存分俺の体を上下に揺らしながら、ひたすら快感を追ってるのが分かる。

「めっちゃ、エエ…、良すぎる、わ…!」
「ん、ん…っ、…!」

心底気持ちよさそうな顔しやがって…可愛いじゃねーか。
つっても、たぶん俺も今同じような顔してるんだろうけど。

もう的確と言っていいほど、俺の気持ちイイ所ばかりを責めてくる。
1往復上下に動かされる度に、自分のソレが先走ってどんどん濡れてくのが分かった。

「…も、お、だぁ…!」
「ん、俺も…!」

もう限界だと訴えると、織田も同じだったようで。
腰をガクガクさせながら二人で達すると、声を我慢していた分余計に呼吸が荒くなってしまった。

「…叶、も、っかい…」
「ん…? な、に…?」

「もっかいだけ、さして…、な…?」
「…でも、時間…」

ナンボも出来ないと言ったのは織田自身なのに、2回目をせがんでくる。
実を言うと、俺もそう思ってたんだけど…宮川も来るし…

「ギリギリ間に合うように、終わらせるから…な…?」
「ん、ちょ… んっ、…く…!」

達したのに 硬度を保ったままの抜いてなかったソレが、またゆっくり動き出してきた。
せめて1回抜いてくれよと思ったけど、すぐにどうでも良くなるぐらいに気持ち良くなってきて…

「可愛い… 好きやで、叶…!」
「…っ、お、おれも、すき…ぃ…っぁ…!」

自分からも激しく上下に腰を動かして、ただ目の前の快楽に溺れていくことしか出来なかった。



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