「…宮川来るの、何時?」
「さぁ? たぶん いつも通りだと思うけど」

「ふーん… なら、あと1時間ちょいあるなぁ」
「は? …まさか、来る前にシようなんて言わないよな?」

「その、まさかやv」
「ダメに決まってんだろ! バレる!」

痕跡を消せばいいって話なんだろうけど、バレそうな気がするんだ。
匂いとか、事後の表情とか、雰囲気とか声とか…!

ってのを織田に伝えたら、うーん…と考え出した。
その真剣な顔で考えてる事がエロスだなんて、どこかアホらしいとは思うけども。

「…あ! ええ事思いついた!」
「何だよ?」

満面の笑みで提案してきた内容は、ココでシなければいいって事で。
以前はちょこちょこお世話になっていた、掃除用具室でシよう、と。

場所さえ変われば、匂いとか雰囲気の余韻みたいなのは消せるだろうって力説してる。
表情は部屋を暗くしてればバレないし、声は眠いから〜って言えば誤魔化せるはずや!だってさ。

どんだけシたいんだよ、テメーは。
このエロもみあげめ!

…つっても、俺も欲求は溜まってるわけで。
悩むフリをしつつ、そのアホな提案を受け入れることにした。

し、しょうがないよな!
だって俺もめちゃくちゃシたいんだもん!

「よし! 善は急げやな! 久しぶりやな〜v」
「そ、そうだな…」

ドキドキと期待で胸が膨らんでるのをバレないようにして、連れ立って部屋を後にした。



* * *


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