「もう返事したん?」
「あ、あぁ… いいよって返したけど…」

「やっぱりダメって言うてや。もう俺その気やねん」
「ンな事言ったって…」

織田とエロイ事したいので、相談は後日という事で、なんて言えるか?
いや、言えるわけねー。
人としてどうかと思うだろ、コレは。

躊躇してると、織田が俺の体を持ち上げて膝抱っこしてきた。
向かい合って見ると、余計に分かる…織田が"その気"なんだってのが。

「…俺も、シたいなって思ってたけど…」
「なら、ええやろ…? メールしてや…」

低いエロボイスで囁きながら、腰のあたりをさわさわして、服の下に手を滑り込ませようとしてくる。
くそ、なに雰囲気出してきてんだよ!
まだOKしてねーだろ!

「俺は、今日じゃなくて、明日でもいいけど…」
「嫌や。俺は今すぐシたいねん」

「織田がさっさと課題終わらせなかったからだろー」
「叶かて、終わったの10分前ぐらいやったやんか」

その通りです、はい。
けど、何つーか…こう、友達の相談事より自分の快楽を選んでしまうと、後で自己嫌悪しそうでヤなんだよ!
どっちが大事なんだよ!みたいな話になるじゃんか!

…けど、ぶっちゃけ俺も、すっげぇシたい。
昨日と一昨日は、何だかんだんでシてないし…明日の時間割とか考えると、今夜はベストなタイミングだと思うわけで…

宮川め、悩むならこっちのスケジュール確認してから悩めよな!


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