「…やっぱりな」
「なにがー…?」

「田島の体、あっついなーって」
「そっかー…? 暑苦しい?」

「いや、丁度いい」
「へへへーv」

花井の大きい手で後頭部を撫でられるのが嬉しくて、ますます猫みたいに甘える。
すると、花井も嬉しそうに笑って、すりすりと甘えてきた。

本当は、花井も寂しかったのかなー?
昨日は1日会えなかったし、声すら聞いてなかったもんなー…

「こんなに密着したら、本当に風邪移りそうだな」
「んー…」

「おい、寝るなよ?」
「寝てねーけど、はないぃー…」

「ん…?」
「1回だけでいいからさー…」

ちゅーしたい。
目だけでそれを訴えると、花井の目が一瞬泳いだ。

「…ダメに決まってんだろ」
「1回だけぇー…」

「ダメだって…」
「息しないからぁー…」

花井の胸に顔を押し付けながら、1回だけでもとお願いをする。
ダメって言うのは分かってたけど…くっついたらキスもしたくなったんだもんー…


[*prev] [next#]

6/9


目次SRTOP




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -