「…やっぱりな」
「なにがー…?」
「田島の体、あっついなーって」
「そっかー…? 暑苦しい?」
「いや、丁度いい」
「へへへーv」
花井の大きい手で後頭部を撫でられるのが嬉しくて、ますます猫みたいに甘える。
すると、花井も嬉しそうに笑って、すりすりと甘えてきた。
本当は、花井も寂しかったのかなー?
昨日は1日会えなかったし、声すら聞いてなかったもんなー…
「こんなに密着したら、本当に風邪移りそうだな」
「んー…」
「おい、寝るなよ?」
「寝てねーけど、はないぃー…」
「ん…?」
「1回だけでいいからさー…」
ちゅーしたい。
目だけでそれを訴えると、花井の目が一瞬泳いだ。
「…ダメに決まってんだろ」
「1回だけぇー…」
「ダメだって…」
「息しないからぁー…」
花井の胸に顔を押し付けながら、1回だけでもとお願いをする。
ダメって言うのは分かってたけど…くっついたらキスもしたくなったんだもんー…
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