「花井も付けんの?」
「一応な」

いそいそと付けると、花井も同じように付けた後、また横になった。
すすすと座ったまま近づいて、枕元に顔を乗っけると、花井の目がふっと笑った。

「お前、マスク似合わねーな」
「花井だって似合ってねーぞv」

「ははは! 学校で何か変わった事あったか?」
「んー… 特にねーけど、浜田と水谷が、泉と栄口にお仕置きされるみたいだぞ」

「はぁ? 何で?」
「浜田と水谷がイチャイチャしててな、それ二人に見られて怒られてた」

「何だそりゃ… いつもと逆じゃん」
「な! おれもそう思った!」

にししと笑うと、花井も笑ってた。
うー、マスク付けてて顔の下半分見えないけど、かっこいいなー…

「でも、その二人でもお似合いかもな。泉と栄口も仲いいし、丸く収まるんじゃね?」
「あはは! シャッフルしてもいいかもなーv」

浜田と水谷、泉と栄口でもいいような気がしてきた。
うーん、お仕置きって何されるんだろう…こえー!

「まぁ、実際にはあり得ないんだろうけどな。特に水谷が許さなそう」
「だなー! …おれは、花井じゃないとヤだぞv」

マスク越しにほっぺをつつきながら言うと、花井が少し照れたみたいに「やめろっつーの」って言いながらぺちっと手を叩いてきた。

この照れ隠しの顔も好きだなーv
へへへ〜v


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