*おまけ

*深夜*


<Trrr… Trrr…>

タケ「…もしもし?」

利央「あ、タケさん? おれです…寝てました?」

タケ「お前なぁ、今何時だと思ってんだよ… 寝てたに決まってんだろ…zZ」

利央「やっぱり… 寝てるだろうなって思ったんですけど、どうしても電話したくて…」

タケ「…どうした? 怖い夢でも見たのか?」

利央「何で分かったんスか!?」

タケ「何となく。もしかして、映画の影響じゃないだろうな」

利央「うぅ… そうです… おれが、世界で一人ぽっちになっちゃう夢で…」

タケ「ふーん…」

利央「一生懸命誰かいないか探すんですけど、誰もいなくてぇ〜!><。」

タケ「へー…」

利央「寂しくて悲しくて叫んだら、そのまま現実でも叫んでたみたいで、頭ひっぱたかれて起こされました…」

タケ「あぁ、呂佳さんか。良かったな、起こしてくれて。悪夢見続けるよりいいだろ」

利央「そうだけど…」

タケ「つーか、何で俺なんだよ。迅とか準太とか電話の相手いるだろ?」

利央「だって、準さんだったら絶対バカにするし… 迅は寝ると起きないから…」

タケ「ふーん」

利央「でも、1番に電話したいと思ったのタケさんですよ…?」

タケ「え?」

利央「タケさんなら、きっと話聞いてくれると思って…」

タケ「利央…」


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