ニヤニヤ顔をバレないようにしつつ、ふと気が付いた。
そういえば、週に数回、筋トレしてるような気もするな…って。

「…分かった。力がついた理由」
「なに?」

「泉の体を持ち上げてるからかもしれないv」
「? 今とか?」

「いや、もっとエロイ時に…」
「は? …あ」

泉にも見当がついたのか、少し目が泳いでる。
最近の(俺の)マイブームの体位が、少し腕力を必要とするからな。
それで自然と力がついたのかもしれないなーってv

茶化したりするつもりで言ったんじゃないって事をアピールする為に、頭を優しく撫でつつ深いキスを仕掛ける。
それにほんの少しだけ抵抗を見せたけど、それもポーズだって分かってるんだ。
だってすぐに力抜けたもんv

「…っ、ふ…」

ちゅっちゅと泉の舌を堪能して唇を離すと、ちっちゃい吐息が漏れた。
少し目が潤んできて、ますます愛らしさに拍車がかかってる。

「…違うのも、やればいいだろ」
「泉は、もう飽きた…?」

「そういうわけじゃないけど…」
「じゃあ、もうちょっとブーム続けようかな〜…v」

気に入ってるんだもん、と囁くように言うと、恥かしそうに俯いた。
最中の事でも思い出してるのかな、と思ったけど…たぶん誘いのキスをしようかで悩んでるんだと思う。

普段なら自然とキスしてきたりもするのに、俺が事前にこんな事言ったもんだから、少し躊躇してるのかもしれない。

このまま悩ませるか、俺から誘うかで迷うなぁ〜v


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