●●Storm of love●●●
「…、…?」
「…あv おはよ〜…v」
「ん…、おはよ…」
「んん〜…v」
目覚めたら、すぐ目の前で水谷が微笑んでいた。
…どこか眩しいのは、朝の光のせいだけじゃない気がする。
すりすりと甘えてくる水谷に顔を寄せながら、いつから眠っていたんだろうと昨夜を思い出す。
けど、思い出されたのは朝に似合わない、濃いシーンばっかりで…うとうとしてた頭が急速に覚醒してくのが分かった。
「喉渇いてない? あ、それよりトイレかな? 顔洗いたい? 俺が抱っこしてあげるv」
俺の体を気遣ってなのか、いろいろと世話を焼いてくれるみたいだ。
とはいえ、一人で歩けるから抱っこは拒否したけど。
提案してきた事全部を片付けて、もっかい部屋に戻る。
10時過ぎてるし、もう起きようと思ったんだけど…まだ寝ててと言われて、水谷と一緒に横になった。
「いつから起きてたの?」
「んー、1時間ぐらい前かなぁ」
「え! 起こしてくれれば良かったのにー」
「寝顔が可愛くて、ずーっと見てたぁ〜v」
ふにゃふにゃと笑う水谷に、キュンと胸が弾んだ気がした。
何だこいつ、朝から可愛すぎるぞ…!
「栄口は、体とか平気? 痛いとこない?」
「うん、大丈夫。ちょっと腰がアレだけど…」
「腰? あー、そうだよね! 腰振りまくってたもんねぇ〜v」
「は!?」
「カクカクしてて、可愛かったぁ〜v」
「ちょ! な、ななな何を…!」
悪気はないんだろうけど、そこまでストレートに言うなっつの!
そ、そんなに振ってない…と、思うし!
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