「…田島、こっち」
「んー…」
ちゃんと布団も被せた後、もっかい腕の中に潜り込む。
パズルみたいにぴったりくっつくと、花井が襟足から後頭部にかけて優しく撫でてきた。
「…なぁ、」
「だめー」
「え、まだ何も言ってないじゃん」
「シようって言おうとしただろ?」
にししと笑って答えると、花井が苦笑しながら「そうだけど」って言ってきた。
明日は朝練で早いし…しかも、明日は俺と花井が強化練習に選ばれてるわけで…って、花井も分かってるくせに!
「俺だってシたいけどー、明日だけは外せないだろー」
「そうだな… しょうがねーか」
「明後日は誰だっけ?」
「えーと…巣山と水谷だな」
「二人に代わってもらう?」
「そりゃ無理だ。監督にだって考えがあるんだろうし」
「だよなー… よし! その代わり、いっぱいちゅーする!」
「いっぱいしたら、もっとしたくなるだろーよ」
もぞもぞと動いて、花井の首とか鎖骨にちゅっちゅとキスしまくる。
それに、花井が嬉しそうに笑って、俺にも返して来て…
くそー!
何回でも言うけど、めっちゃ好きだぁああああ!
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