「オセロしねーの?」
「んん〜…」
勝負もつけたいトコだけど、無性にくっつきたくて。
ひたすら頭をぐりぐり押し付けてると、クスッと笑った花井が、腰に手を回してきた。
引き寄せられるのかと思って体重を少し傾けたら、思った通りに そのままぎゅーって抱きしめられて…今日の花井は、甘えん坊だなぁーv
「はないぃ〜… すきだぁ〜…」
「俺も…」
花井に負けじとぎゅーぎゅーくっつきながら、首とか鎖骨にちゅーしまくる。
すると、花井も俺のおでことかほっぺにちゅーしてきた。
ふわふわした気分のままひっついてると、花井が体を離して立ち上がって…あれ、って思ってると、電気がパッと消えて、真っ暗になった。
「…さ、もう寝る時間だ」
「えー、まだ眠くないー」
顔は見えないけど、たぶん笑ってると思う。
寝るように促されたけど、まだイチャつきたいんだって!
「まだ寝ないー!」
「明日も早いだろ」
「ぶー…」
「…なんてな。冗談だ」
「え?」
「俺も、まだ眠くない」
そう言って、寝ながらまたぎゅーって抱きしめられた。
花井もくっつきたかったんだな!
照れちゃって、可愛いなーv
素直にそう言えばいいのに!
[*prev] [next#]
3/9
【目次・SR・TOP】