「何で犬じゃないの…?」
「…ふふ、『まて』も出来ないようじゃ、犬失格…v」

「えー、だって待てって言われてないしv」
「じゃあ、言ったら待てるのか?」

不敵に笑う泉が、俺の股間を撫でるように手をかけた。
とっくにバレてたか…俺のソコも、主張しだしてるって事に。

「んー、待てない〜…」
「躾がなってないな、はまだ犬は…」

そう笑って、抱き着いて離さない俺の体を、ごろんと横に転がした。
そのまま起き上がって、俺の腹に座るようにして乗っかってくる。
淡いオレンジの光に照らされた泉の肢体は、やっぱりすごく綺麗で。

「俺が躾してやろうか…?」
「ふふふ…v …あ、でも1つ出来るのあるよv」

「なに?」
「…『おかわり』v」

俺も起き上がって、泉の体を深く抱きしめながら、誘いの意味を込めて耳の後ろにキスをする。
それに泉が笑って「えー」って言ってきたけど…泉だってソノ気になってるくせにv

「おかわりって、そういう意味じゃねーからv」
「あ、そうなの?」

「…やっぱり、俺が躾しちゃるv」
「お願いしまっす…v」

クスクス笑いながら、泉も俺の耳後ろにキスしてきた。
座りながら深いキスを繰り返し、俺は胸の突起を、泉は俺の股間をゆるゆる触ってくる。


まだまだ、雨はやみそうにない。

強い雨音を聞きながら、
また灯り始めた熱に、溺れていく。




**END**


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