「もう、ココでシていい? 栄口、そこに手ぇついて」
「え? こ、ここでするの?」
「うん、もう無理我慢できない。全部俺がするから、栄口は立ってて…」
「で、でも…、ん…!」
くるっと体を回転させられて、靴箱に手を置かされて腰を突き出すよう促された。
誰も来ないとは言え、玄関はマズイんじゃないかって言おうとしたのに、早速あちこちをヤラしい手付きで触ってきて、その気にさせようとしてくる。
それに、あっさり翻弄されてしまう自分が恨めしい。
最小限に脱がされ、服の下で水谷の手が這っていくのが分かる。
「一応、声出さないようにしてね…」
そう笑みを含んだ声で囁かれて、返事をする間もなくソコに指が侵入してきた。
いつの間に出したのか、滑りをよくする為のアレまで塗りつけられる。
…そういえば、さっきリビングでシた時も塗られたなぁ。気付かなかったけど。
何だか、水谷がどんどん手慣れてってる気がする。
「立ってるせいかなぁ… ちょっとキツそう…」
「…ふ、…ん!」
「ふふ…気持ちーの…? ココ好きだもんね…」
「…っ、るさい…!」
「入れてすぐのココ、かき回されるの好き…?」
「…も、早く…!」
言葉責めに耐えられるわけもなく、早くシてほしいと訴える。
水谷だけ余裕っぽいのが悔しいっていうか…一つになってしまえば、水谷だって余裕なくなるの知ってるし。
そう思って催促したのに、「ちゃんと言わないとダメだよ…」って甘く囁かれた。
いつもは、ねだればすぐシてくれるのに…何で焦らしてくんだよ…!
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