・ ・ ・


「さかえぐち、時間だよ…」
「ん…?」

「起きてv おはよーのちゅーしよv」
「ん…、……」

とろりとした眠りから覚めてすぐ、水谷の舌が口に入ってきた。
まだ寝惚けてるとこなのに、なんて思いながらも、俺もゆっくりと絡み返してく。
5分くらい経って離された頃に、俺の頭も起きたみたいだ。

「…ん、みずたにも寝た…?」
「んーん、起きてたよv ずっと寝顔見てたぁ〜v」

「またぁ? もー…」
「だって可愛いんだもん〜v」

デレデレしちゃって…どっちが可愛いんだか。
相変わらずの可愛さに若干呆れながら、体全部で抱き着く。
足を絡ませつつ目の前の首筋に何度もキスすると、くすぐったそうに笑った。

「今頃、みんなもイチャイチャしてるかなぁ?」
「んー、そうかも。巣山とか張り切ってたしv」

「でもさ、俺たち以上にイチャついてるのっていないよねぇ〜v」
「そうだねーv」

ほぼ丸1日、ずーっとどこかくっついてたもんなぁ。
隙あらばキスしてたせいか、唇と舌が痺れてる感じするし。

「持ってきたゴムも、全部使っちゃったしぃ〜v」
「…は!?」

「使い切ると思わなかったなぁ〜v 目標達成できるかどうかって思ってたのに、余裕で超えちゃったしv」
「な!」

い、いちいち言うなっつの!
確かに、俺たち以上に…ってのはいないかも、なんて納得しちゃったけど…

うぅ、恥ずかしい…


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