「さかえぐち、…ちょっとキツイ、よ…」
「…は、ぁ、ごめ…!」

力入れてるつもりじゃないけど、もっと意識して力抜かなきゃ。
もっと深くまで受け入れようと、深呼吸を繰り返す。

すると、頃合いを見計らってたのか一気に押し進んできて、反射的に大きめの声が出てしまう。
涙で滲んだ視界の先で、水谷がうっすら笑ってるのが見えた。

「…全部、入ったね… 大丈夫…?」
「ん…、…」

「動くよ…、…ん!」
「…っあ、は、ぁ、あ!」

…やっぱり、俺より水谷の方が分かってるみたいだ。
何度も擦りあげられる度に、気持ちいいと分かられてしまう声が漏れていく。

1番イイ所を集中して責められ…我慢出来なくて、あっけなく陥落してしまった。

「…も、イっちゃったの…?」
「はぁ…、ごめ…だって…」

「触ってないのに… 可愛い、さかえぐち…」
「…ん、ゃ…」

「俺も、もうちょっと…だから、我慢してね…、…!」
「…ぅん、ん、ん…!」

イった後で少し辛かったけど、程なくして水谷もイったみたいだ。
脱力する水谷の重い体を抱きしめながら、いろんな余韻で頭と体が動かない。

ボーッとしてる間に、水谷がいろいろとしてくれて、部屋に連れて行かれる。
いつもはのんびりしてるのに、こんな時だけはテキパキ動いたりするんだよね。


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