「…ん、みずた、に…」
「うん、ここにいるよ…」
ぽわんとした頭で腕を伸ばし、ぎゅってくっつく。
すると、すぐにまた水谷の舌が口内に入ってきて、俺の呼吸をどんどん奪っていく。
…もしかして、まだ足りないのかな。
時間が空いたとはいえ、3回となると結構疲れたというか、何というか…
「…さかえぐち、ごめんね」
「え…? なにが…?」
「今夜、寝かせてあげられないかもしれない…」
「…ん? なに…?」
言葉は聞こえるんだけど、理解できてない。
反芻しながら意味を考えてると、仰向けだった体をうつ伏せにされた。
あれれ、と思ってる内に腰だけ高くされて、水谷のソレを押し付けられる。
そして、「そのまま力抜いてて…」って呟きが、4回目の始まりの合図になって……
「…あ、あ…んっ!」
「かわいい… さかえぐち…!」
ガッツリ腰使われて、おさまったはずの快感の波がまた襲ってくる。
より強い気持ちよさを求めて、勝手に腰が動くのを止められない。
あと何回繋がったら、朝が来るんだろう。
…ううん、朝なんて来なければいいのに。
このままずっと、水谷とこうしていられたら――
***
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