荒く呼吸されると、つられて俺もエロイ気分に拍車がかかる。
半開きの口から情けない声が洩れて、涙が勝手に滲んでくる。

もう、俺がドコを触られれば気持ちよくなるのか、水谷は知り尽くしてるんだろうな…むしろ、俺より詳しいかもしれない。

「はぁ… 栄口、エロ過ぎ…」
「ぅん、…も、はやく…」

指3本が出入りするソコに、早く水谷自身を埋め込んでほしい。
数時間前のあの快感を、もう一度全身で味わいたい。

うまく働かない頭で願ってると、水谷の興奮してるソレが視界に入った。
…久しぶりだし、またやってあげようかな?

「…ね、みずたにぃ…?」
「ん…?」

「ソレ、シよっか…?」
「え、何を…?」

疑問符を浮かべる水谷のほっぺに、ちゅっとキスをした後、右手でソレを握る。
ずっと覆いかぶさられてたけど、体を横に倒すように押して、水谷が仰向けになるような体勢にした。

「…あ、舐めるの?」
「…ん、シてもいい…?」

「うん…いいの?」
「うん、シたくなっちゃったから…」

遠慮してる感じだったけど、俺がシたいんだと伝えると、ふっと笑った。

興奮しきったソレを目の前にして、ゆっくり手で刺激を与えると…優しい手つきで頭を撫でられる。
そして、甘い声で「アーンして…」と囁かれた。

それに誘われるように、アーンと口を開けて含む。
慣れてる訳じゃないけど、気持ち良くなれるようにと自分なりに刺激を送ると、水谷が艶っぽい声を出した。
今の、吸ったのが良かったのかな…?


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