心地良いキスにほわんとしながらも、俺もひっついて水谷の顔や首に何度もキスを送る。
こうベッタベタに甘えたい気分になっちゃうのは、何でなんだろう。
水谷が甘やかし上手なのかな?

「水谷ぃー、好きって言ってー…」
「好きだよ〜v」

「もっと言ってー…v」
「好き好き、大好きぃー…v」

水谷の前になると、こんなに甘えん坊になるなんて…と自分でもおかしくなってくる。
泉や花井の前じゃ、恥ずかしくてこんな姿見せられないもん。

好きって言ってとねだれば囁いてくれるし、キスしてとせがめば何度もしてくれる。
オプションで頭をまるまるっと撫でられると、もう水谷が愛しくて仕方なくなる。

「ん〜、みじゅたにぃ〜…」
「…もう、甘えただなぁ栄口はv」

「水谷もでしょv」
「えへへ〜v うん〜v」

水谷は元々たれ目だけど、もっとたれ目になってる気がする。
締まりのない顔も可愛く見えるなんて、盲目もいい所かもしれない。

「栄口、そろそろ行こっかv」
「ん、どこに?」

「栄口の部屋だよ〜v ほらほら、立って!」
「え、ちょっとちょっと」

わわわ、と思ってる内に手を引かれて立たされ、小走りで部屋に連れて行かれる。
そして、そのままの勢いでベッド淵に座らされた。


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