「家に入った時から、押し倒したくて仕方なかったよ〜v」
「え! ほ、本当に、するの…?」

「うん! ん〜…」
「…ま、待った! ちょい待ち!」

キスしようとしてきた水谷の口を、右手で止める。

ここまでノリ気な水谷から逃れられないとしても、せめて部屋に行ってからにしてほしい。
リビングでするなんて、後で思い出しちゃったりしたら困るし!
そう伝えると、水谷がニンマリと笑った。

「いいじゃん、それ。いつでも俺のこと思い出してよ」
「え!」

「そんな話聞いたら、もうダメ。絶対ココでする。いただきまーす…v」
「ちょっ、と! みずた、…!」

ソファに座らされて、どこまでも深く入ってくる水谷の舌に翻弄されて。
ココがドコだか分からなくなるぐらい頭がぽわぽわしてると、濡れた唇を離された。

「エッロイなぁ〜… 肌がピンクっぽくなってる…」
「…ち、がうって… お風呂、入ったから…」

「それだけの理由じゃないでしょ… ほら、ココも…」
「ん…!」

「丸1日で、どれぐらいデきるかなぁ… ね、栄口…」
「ちょ、…ん!」

胸んとこを何度も指でつままれて、囁かれつつ耳を舐められる。
体が勝手にふるふると震えて、思わず水谷に縋りつくと、ふっと嬉しそうに笑った。

な、何回する気なんだろう…
不安と期待が混じったような気持ちのまま、水谷の思うがままにされてしまう。

リビングでこんな事するなんて…と思いながらも、快感に溺れていく。
呼吸を奪われるキスや、体のあちこちを撫でてくる手、打ち付けてくるカラダや水谷の甘い声に…全部に溶けちゃいそうになる。

久しぶりの水谷の熱を、体全部で思い知らされて。
気が付いたら、時計の針が20時を回っていた。


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