「絶対行くぅ〜v どうしよ、今からワクワクして寝られないよ!」
「あはは! 遠足じゃないんだから〜」

「だって〜v」
「えへへv 夕飯は何が食べたい?」

好きなの作ってあげるよ、って笑うと、また嬉しそうに目がキラキラしてる。

うっ、可愛い…!
ここが教室じゃなかったら、思いっきり抱き着いてるのに!

「えーと、ん〜… あ! クリームシチューがいい!」
「はいはい、んじゃそれ作るねv」

「やった〜v …ねぇねぇ、栄口v」
「ん?」

「確認なんだけど、丸1日、栄口を独り占め出来るってことでいいんだよね?」
「え! そ、そうだね… そんな感じで…」

誘ったのは自分だけど、何だか恥ずかしくなってきた。
オフの前の日は、モモカンの都合で18時上がりだし…確かに、丸1日ぐらい一緒にいれるってこと…だよね?

「ふふふ… 覚悟しといてねv」
「へ? な、何を…」

「こんなチャンス滅多にないもん。思いっきり活用するからv」
「か、活用って…」

さっきの笑顔はわんこみたいな可愛さだったのに、今の笑顔は何か企んでるみたいな…悪い顔してる。
その表情を見て、何を考えてるのか すぐに察しがついてしまった。

でも、俺も'それ'を望んでるわけだから…拒否はせずに俯く。
すると、悪い顔してた水谷が、また可愛い笑顔に戻った。

「楽しみにしてるね! 泊まる日は一緒に帰ろv」
「う、うん!」

泊まりに来る日まで、あと2日。

どうしよう。
俺もワクワクとドキドキで、眠れなくなっちゃいそうだ。




* * *


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