・ ・ ・
「んー、いじゅみぃ〜…」
「…だりぃ」
お互いに裸のまま、背を向ける泉を後ろから抱きしめて、うなじや肩にキスしまくる。
それにウザそうにしてる泉だけど、耳まで真っ赤にして照れてる。
そりゃあ、あんだけ自分から欲情したのを思い出せば、恥ずかしくもなるんだろうな。
こんなに求められたのも初めてだったしv
「はー、しゃーわせぇ〜…」
「…そりゃ、良かったな」
「いじゅみぃ〜…好きだぁ〜…」
「…そりゃ、どうも」
真っ赤になったまま、こっちを振り向こうとしない。
「照れちゃって可愛い〜v」って言いたい所だけど、変なこと言って怒らせたくないし…こういう時は、頭を撫でるに限るな!
後ろから頭の形を確かめるように何度も撫でると、どんどん肩の力が抜けていくのが分かった。
そのタイミングでくるっと体ごと振り向かせて、顔を見ないようにぎゅーっと深く抱きしめ、また頭を撫でる。
目が合ったら、またぷいっとそっぽ向かれちゃうからな。
からかうつもりはないんだって意思表示の為に、何度もいい子いい子と撫でると、ようやく泉からも抱き着いてきてくれた。
「…ばかはまだ。3回もすんな」
「ごめん〜… 泉が好き過ぎてー…v」
「…はは、ばーかv」
「そーだよ、泉バカだもーんv」
やっと笑ってくれたことに安堵したら、疲れのせいもあって眠くなってきた。
それは泉も同じのようで、目がとろんとしてる。
さっきまで、あんなに欲情してたのにな…こんなに表情って変わるもんなのか。
…ヤベ、さっきの泉思い出しちゃった。
「…ねぇ、泉」
「ん…?」
「もっかいする?」
「しねーよ!」
**END**
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