「急に来て悪かったなー」
「いや、それはいいけど… 何かあったの? 今日は来ないと思ってたのに」

「ああ、事情が変わって…」
「事情?」

「せい!」
「うわぁ!」

立ったままだった泉が、いきなり体当たりをかましてきた。
幸い後ろはベッドだったから良かったけど、いきなりだったから踏ん張りが効かなくて、そのまま泉と共に倒れこんでしまった。

「ってぇ… ちょ、何すんの!」

ベッドと言えど、思いっきり倒れたからスプリングの効果がさほど得られず、少し腰が痛い。
そんな俺の非難など耳に入ってないみたいにして、泉がよじよじと乗っかってきた。

…ん?
乗っかってきた?

え、何で乗られてんの?

「い、泉? どうし…、…!」

乗っかられてる事に驚いてたら、両手で頬を挟まれ、キスされた。
それも、ちゅ、なんて可愛い感じじゃなく…ガッツリと。

「い、ず…、む…!」

…えーと、コレは何がどうなってんだ?
泉が俺を押し倒して、キスしてるって…

…そ、そんなバカなぁああああ!


[*prev] [next#]

2/8


目次SRTOP




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -