「…他に、好きな事ある?」
「ん…?」

「俺が三橋にする事で、好きなコト」
「……ん、ぜんぶ…」

テキトーに言ったわけじゃないよ?
本当に、全部好きなんだ。キスも、くっつくのも、撫でられるのも、…いろいろと。

「もっと具体的に教えて…」
「…、んー… 阿部くん、は?」

「俺? んー… すりすり甘えてくんのとか」
「えへへ…v」

ほとんど無意識の甘えを、好きだって言ってくれた。
それが嬉しくて、すぐにすりすりと甘えてみる。
すると、阿部くんがすごく幸せそうに笑った。

「…っとに、この可愛いの どうしよう…」

そう囁いて、また強く抱きしめてくれる。
阿部くんのあったかい体温と優しい声が、本当に心地良い。
このぴったりくっついたまま、離れなくなっちゃえばいいのに…

「…で、三橋は?」
「ん…?」

「キス以外に、好きなコト。他に」
「んー… 全部ー…」

「ははは、ごまかすなって」
「ごまかしてない、よ… 全部、好きー…」

「…じゃあ、さ」
「ん…?」


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