「本当に、今から会いに行っちゃダメ?」
『…疲れてんだろ、そのまま寝てろよ』

「だって、声聞いてたら会いたくなったんだもん〜…」
『もん〜、って…』

「泉に会ってキスして抱きしめて、頭撫でて髪梳いて一緒に寝たい…」
『…お、お前、何言ってんの? 酔っぱらってんだろ!』

「酔うわけないじゃん! 強いて言うなら、泉に酔ってる〜v」
『…はーあ。んじゃ、その酔ったまま寝ろよ』

「えー… 会わないと酔えない〜…」
『…お前なぁ…』

「あー、キスしたいー… ふにふにの唇にちゅーしたいぃ〜…」
『…別に、ふにふにじゃありませんけど』

「ふにふにだよー… ぱくっと食べちゃいたい〜…」
『…セクハラばっか言うなら、もう電話切るぞ』

あー、待って待って! ていうかセクハラじゃないし! マジで会いたいんだって!」
『うとうとした声で言われてもな。10秒黙って目ぇ閉じてれば、すぐ寝れるだろ』

「泉を抱きしめてじゃないと寝れない!」
『寝ろよ、アホ! 駄々っ子みたいに言うんじゃねーよ!』

「だってぇ〜… 泉がいないと頑張れないんだよ〜…」
『…頑張んなくていいから、そのまま寝てろって』

「えーえーえー… 行っちゃダメなのー…?」
『…つーか、もう着てるし』

「え?」
(ピンポーン)

「…えっ!?」
『オラ、早く出ろよ』

「えっ、マジで!? い、今行く!」
『おー』


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