「はぁ、ぁ…はぁ…」
「大丈夫か…?」

「ん…」
「…もう1回イケそう?」

「え…?」
「まだ足んねーから…いい?」

いいか、と聞いたものの、返事を聞く前にまた手の動きを再開する。
ビックリしてる沖の口をキスで塞ぎ、脇腹をさわさわと撫でていく。
すると、沖の腰が一瞬揺らめいたのが見えた。

「……ぁ、ちょっ…待っ…!」
「沖だけなんて、ズルイだろ…?」

「……ん、そ、っか… ごめ、おれだけ…」
「はは、責めてるわけじゃないって…」

俺はいっそ出さなくてもいいんだけど、もっかいエロ可愛い沖が見たいだけの口実だ。
こういう風に言えば、きっと沖もノッてくるだろうと思ったから。
…俺って性格悪いかも。

「おれも、すやまの、さわっていい…?」
「…え、いいのか?」

「うん… ちゃんと、巣山と…シたい、から…」
「沖… うん、ちょっと待って…」

無理に触らせるつもりはないけど、触ってくれるなら触ってほしい。
さっきからずっと沖のエロイ姿見てるから、いろいろ切羽詰ってるし。

「…はは、何か見せるのハズいな」
「…巣山のが、もっとハズいことしてきたくせに…」

自分のを出しながら言うと、沖が少し笑ってツッコミを入れてくる。
そりゃごもっともだな、と俺も笑いながら、沖の左手を俺のに導かせた。


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