「…ぁ、すや…、もぅ…!」
「出そう…? 出す顔見せて…」

「…ゃ、だぁ…!」
「ほら、気持ちくするから…」

赤くなったままの耳元で囁くと、沖がふるっと震えた。
ぽろぽろと涙がこぼれてくるのを左手で拭いながら、右手の動きをもっとやらしくする。

「…ん、んーっ…!」
「我慢しなくていいって…出しちゃえよ…」

「…はぁ…っ、でも…っ」
「分かった、見ないから…な…?」

見ない代わりに、ってワケじゃないけど、ガッツリ抱き寄せてまた深いキスをする。
口内と下半身からの水音が妖しく響く間も、沖はずっとエロ可愛くて。
俺が肉食獣だったら、マジで骨ごと食っちまってる気がする。

「…んぅ…っぁ…あっ…!」

出す合図なのか、俺の背中に回していた手が、強めに肩を叩いてくる。
足も引きつってるし、そろそろだな…

「すげぇ可愛い…好きだよ、沖…」
「ぁっ、すや…! ……っ、んんーっ…!」

俺の言葉が引き金になったのか、舌を絡ませたまま、ソレを迎えたようで。
言いようのない達成感みたいなのが胸に込み上げてくる中、反対に沖はグッタリしてる。

少し無理させたかな…でも、気絶しなくて良かった。
ちゅっちゅと頬にキスを送ると、ぼんやりしたまま、腕を伸ばしてまたくっついてきた。

くそ、やっぱ可愛い…!


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