・ ・ ・


「…ぁん、すや…!」
「エロ過ぎ…」

あーだこーだと言ってきたけど、いざとなると体が勝手に動き出す。
敷いてあった簀子に座らせてTシャツを脱がせ、舌を絡ませたまま体中をまさぐる。

本当は押し倒して乗っかりたい所なんだけど、場所が場所だけに寝させるのはな…
それでも、体育座りをさせて膝を広げさせるだけでも、充分エロくて興奮するんだけど。

「す、やま…ぁ、恥ずかし…!」
「大丈夫、そんな見えないから…」

…なんてな。
すっかり暗闇に慣れた目では、ハッキリと沖の痴態が見れる。
舐めて吸いまくった胸の突起も、俺の右手で愛撫してる沖のソレも、全部。

沖もきっと、俺が興奮しまくってんのも見えてるんだろうと思う。
そう考えるとコッチも恥ずかしくなってくるけど、それよりも圧倒的に食っちまいたい衝動のが強くて。

「…沖、ココ、すげぇ濡れてる…」
「な! す、すやまがイジるから…!」

「一人でする時も、こんなんなる…?」
「…も、言わない、で…!」

赤くなってうるうると涙ぐみながら、密着してる俺の体を離そうとしてくる。
イジめてるつもりじゃなく、俺的には普通に聞いただけだったんだけど…冷静に考えたら、羞恥心を煽るようなセリフだったかもしれない。

でも今のこの状態で、冷静な頭でいろってのは無理な話だよな。
仕方ない、うん。


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