頷いた後は、何もかもが早くて。
布団どかして上半身ひん剥かれて、パンツも膝ぐらいまで ずり下ろされて。
あれよあれよという間に、今は花井の手が俺の体を撫でまくって気持ちくしてくれる。

「…っぁ、…んんー、…っ…!」
「声、気ぃ付けて…」

花井の首に縋ってると、うっかり洩れた声に注意してきた。
分かってるんだけど、ついだよ、つい!

「はないぃー… おれもさわる…」
「…ん、シて…」

されてばっかだったけど、俺だって花井を気持ちくしたい。
けど、寝てる体勢だと身長差で少しやり辛いから、花井が俺の体を持ち上げて膝上に座らせてくれた。

すンごいキスをしながら、お互いにお互いのを刺激しまくる。
部屋が暗くてあんまり見えないけど、うっすらと花井の表情が見てとれた。

普段の真面目な顔とは正反対の、色気が出まくって気持ちよさそうな顔。
俺がそうさせてるんだと思うと、胸が張り裂けそうなぐらい嬉しくて。

もっともっと花井のそんな顔が見たいと思って、キスも手での刺激も、もっともっとってなる。
けど、やっぱり俺の方が先に参っちゃうんだよなー…

「はないぃー…」
「もう…?」

「だっ、て…、……っ」
「お前は、もうちょい…ガマン出来るようになれって…」

ンな事言ったって!
花井の全部がヤラしいから悪いんだー!


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