*裏通り*
叶 「…こんな所連れてきて、何するつもりだ? 場合によっちゃ、雷落とすぞ」
??「何もせーへんてv 静かな所でゆっくり話がしたかってんv」
叶 「ふーん…? お前、名前は?」
??「えっ… 名前…」
叶 「ん?」
??「…確か、織田、だったような…」
叶 「? 何だお前、記憶喪失か?」
織田「いや…、…ちゃうってv ほんで、お兄さんは?」
叶 「俺は、叶修吾。ファスト村から来たんだ。織田は、ここの人間じゃないだろ?」
織田「え? …何で?」
叶 「何で、って。そりゃ分かるだろ。言葉のイントネーション、ライト村と違うし。どっから来たんだ?」
織田「……あぁ、えっと、もっと西やな。観光地巡りしてんねん」
叶 「へー! じゃあ、アプローズの噴水見に来たんだな」
織田「そうそう。でも、もっとええもん見つけたわv」
叶 「…俺、って言いたいの?//」
織田「おうv なぁ、叶も旅してんねやろ? これからは、俺と二人で行動せーへん…?」
叶 「いや、でも…// その、友達も一緒だし… 織田は一人旅か?」
織田「…いや、こっちも数人と行動しとるわ。でも、ええねん。仲間とかそんなんちゃうし」
叶 「ほー… でも、俺には魔王討伐っていう使命があるからな! 恋愛にも憧れるけど、まだいいやって感じ」
織田「…魔王なんておらんよ。デマ信じてるん?」
叶 「ゲッ! やっぱデマなのかよ! 巣山にも言われたなー、デマって」
織田「スヤマ… あぁ、坊主頭の弓使いな。そうそう、デマやねん。誰も信じとらんで」
叶 「おっかしーなー… 噂がある所と、ない所があるんだなー。…ん?」
織田「なに?」
叶 「お前、巣山の事知ってるんだな。何で?」
織田「…え?」
叶 「弓使いなんて、知らなかったなー。てっきり、ただの郵便配達員だと思ってたぜ。知り合いか?」
織田「…まぁ、ちょっとな。そんな事より、俺とのこと、考えてくれへん…?」
叶 「だ、だからー、恋愛とかはまだいいんだって!//」
織田「恋愛に早いも遅いもあらへんって… な、ええやん…v(髪:撫)」
叶 「うー…//」
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