「久しぶりですねぇ!」
「おー。何十年ぶりだ?」
「アホか。1年だろーが」
「あははは!」
コウスケのツッコミに笑いながら、この二人も相変わらずの仲のようだと思うと嬉しくなる。
俺が懐かしさに酔ってると、隣で真剣に星を掬っていたユウトが、ぽんぽんと俺の膝を叩いてきた。
「どしたの? …うわああ!!」
「えへへ、こんなに取れたv」
見れば、お碗に乗り切らないくらいの星たち。
丸いのもトゲトゲなのも、器用に収まっていた。
「す、すごい!」
「へへ、すごいだろーv」
「しかも、俺が狙ってたのも取ってるし!」
「あはは! じゃあ コレあげるよv」
「い、いいの!?」
「いいよ、まだたくさんあるしv」
「ありがとー!」
「どういたしましてv」
大きなトゲトゲの星は、水が渇くと光が落ち着いて、丸みを帯びてきた。
ユウトからもらった、大きな光の星。
これ、今年の宝物にしようっと!
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