阿部『…み、三橋。何で呼び出したのか、すっかりど忘れしてしまった。悪いけど、教室に戻…』

三橋「え? あべ君、この時間 は いつも、イチャつく 時間、だって…」

阿部『えぇ!?//』

三橋「きょ、今日はナシ…?(うるうる)

阿部『う!// そ、そうだったな! 今日はちょっと調子が悪くて、三橋との時間を忘れるなんてどうかしてたな!(キモくならねば…)』(え?)

三橋「ちょ、調子、悪い…? ほ、保健室に…」

阿部『いやいや! だ、大丈夫! その…三橋から元気もらうから…//(ぎゅー)

三橋「んん〜…v(すりすり)

阿部『ははは…//』

三橋「…? あべ君、いつもと 違う、気が…」

阿部『えぇ!? そ、そんな事ないだろ?』

三橋「えと… 何だろ、カリスマ性が…

阿部『カリスマ性?』

三橋「……(ラブ期、終わっちゃったのかな…)

阿部『…あ、そうだ! 用事を思い出した。悪いな三橋、また後で!(ダッシュ!)

三橋「う、うん! …あれぇ?(゚◇゚*)」

・ ・ ・

チッ、俺にはカリスマ性なんて出せねーよ!(…)
一体何なんだ、この状況は!
花井になったり水谷になったり、阿部にまでなっちまうなんて!

流されてズルズルここまで来ちまったけど、そろそろ解決策を見出さないと…!
でも、誰に話したら信じてくれるんだ?
…いや、このタイミングで話して信じられても、困るのは俺だ!
栄口や三橋を抱きしめた事を、他の奴らに知られたら…!
まして沖になんて…!

…そうだ、困った時は西広だな!
今から行けば、少しくらいは話を聞いてくれるかもしれない!



阿部『…西広…!(ダッシュ!)

??「うわ!」

<ごちん!>

阿部「…ってて…」

浜田『悪い、急いでて…ってあれぇええ!?(またかよ!)

阿部「ゴルァ浜田。テメェどこに目ぇつけて走ってやがんだ」

浜田『ご、ごめん…(何か慣れてきたな…)』(オイ)

阿部「ったく、早く戻らないと次遅れるぞ。じゃーな(何でココにいたんだっけ…)

浜田『あぁ…(戻るって、9組か…) はぁ…』





* * *


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